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平塚の歯医者、なかとがわ歯科医院のブログページです。子どもの歯並びが悪くなってしまう可能性がある癖として、唇を前歯で噛んでしまう“咬唇癖”という癖があります。今回は咬唇癖についてです。
咬唇癖とは
咬唇癖とは、唇を歯で噛む癖のことです。主に上の前歯の裏で下唇を噛んでしまうような癖です。
咬唇癖は、幼児期に多く見られることが多いと言われています。子どもの歯は長さが短いため、唇に挟まりづらく、出っ歯になりづらいです。しかし、前歯が大人の歯に生え変わっても咬唇癖を続けている場合は、上の前歯が出っ歯になる(上顎前突)可能性があります。
出っ歯になると、唇をさらに巻き込みやすくなるため、悪循環になりやすいです。
咬唇癖の原因
- ストレスや緊張
- 不安や落ち着きのなさ
- 習慣
ストレスや緊張を感じると、無意識のうちに唇を噛む癖がついてしまうことがあります。また、不安や落ち着きのなさを感じている場合も、咬唇癖をしてしまうことがあります。
また、幼児期に咬唇癖をしていると、習慣化して成人まで続くことがあります。
咬唇癖の対策
咬唇癖の対応には、以下の方法があります。
- 意識づけ
まずは、咬唇癖の存在を本人に自覚してもらうことが大切です。本人が咬唇癖に気づいて意識することで、咬唇癖の回数が減ることがあります。
- ストレスの緩和
咬唇癖の原因がストレスや緊張にある場合は、ストレスや緊張を解消することで、咬唇癖を改善することができます。
- 矯正治療
歯並びや噛み合わせが原因で唇を咬みやすくしている場合は、矯正治療によって、歯並びや噛み合わせを改善することで、咬唇癖を改善することができる可能性があります。
まとめ
咬唇癖は出っ歯になる要因の一つです。また、出っ歯になるとさらに唇をかみやすくなります。予防のため、意識づけやストレスの緩和を心掛けましょう。また、嚙み合わせによりかみやすい場合は、矯正治療を考えることをお勧めします。