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平塚の歯医者、なかとがわ歯科医院のブログページです。子どもの指しゃぶりは自然な行為です。ただし、止められないと歯並びに影響を与える可能性があります。今回は“指しゃぶり”についてです。
指しゃぶりしたらいけない?
赤ちゃんの指しゃぶりは、お口の機能の発達にとって重要な役割があります。特に1歳頃までにいろいろなものをしゃぶるのは、味や形を覚えて動きを強調させるための行動と考えられています。
指しゃぶりは赤ちゃんがおなかの中にいる頃から行っているといわれていて、生まれてすぐに母乳を飲めるようになるための練習と考えられます。指しゃぶりは成長、発達の過程で必要な行為です。
ただし、2歳半を過ぎてもやめないようなら注意が必要です。
指しゃぶりをやめないと…
指しゃぶりを2歳半以降も続けると、上の前歯が前に出て出っ歯(上顎前突)になることがあります。これは、指を吸う力によって、上の前歯が前に押し出されるからです。また、下の前歯が後ろに引っ込んだり、上下の前歯がかみ合わなくなったりすることもあります。
また、指しゃぶりによって、歯の並びのアーチが狭くなることがあります。これは、指を吸う力によって、頬に力が入るからです。
歯並びが悪くなることで、噛み合わせが悪くなったり、顎の関節に痛みや違和感を感じたりすることもあります。
子どもの指しゃぶりをやめさせる方法
子どもの指しゃぶりを止めさせるためには、まずは原因を探ることが大切です。よくあるのが、寂しさを紛らわせるための指しゃぶりです。指しゃぶりをすることで、子どもがどのような寂しさから気を紛らわせているのか、原因を探ってみましょう。
また、子どもの指しゃぶりを止めさせるためには、親や周囲の人の協力も必要です。子どもが指しゃぶりをしようとしたら、優しく注意して、他の遊びや活動に誘いましょう。
具体的な方法としては、以下のようなものがあります。
- 指しゃぶりを止めたら、ご褒美を与える
- 指しゃぶりの代わりに、ぬいぐるみやおもちゃを与える
- スキンシップをとって、安心させる
まとめ
子どもの指しゃぶりは、自然に治まることも多いですが、2歳半を過ぎても続けている場合は、歯並びや噛み合わせに悪い影響を与える可能性があるため、早めに対処しましょう。