歯をぶつけてしまった！　どうすればいいの？

平塚市の歯医者、なかとがわ歯科医院のブログページです。子供が転んで歯をぶつけてしまった。スポーツ中に接触して歯が折れてしまった。急な事故が起きた時、どうすればよいのか。今回は歯をぶつけた際の対応についてです。

歯をぶつけた時の対応

歯をぶつけた場合、以下のような応急処置を行ってください。

• 出血が止まらない場合、ガーゼやティッシュで圧迫する
• 歯が抜けてしまった場合、保存液か牛乳につけてもっていく
• 歯が動揺している場合は、動かさないようにする
• 歯が欠けた場合は、欠けた部分を捨てないでもっていく

応急処置が終わったら、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。特に歯が抜けた場合、元に戻るかどうかは時間によって変わってきます。

歯をぶつけた際の症状

歯をぶつけた場合、以下のような症状が出ることがあります。

• 出血
• 痛み
• 動揺
• 欠け
• 変色
• 歯の位置が変わる（引っ込んでしまう、飛び出るなど）

症状が軽くても、歯の内部にヒビが入っている可能性もあります。そのため、症状がなくても、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

歯をぶつけた際の治療

歯をぶつけた場合、その程度によって、以下の治療が行われます。

• 応急処置

出血や痛みがある場合は、応急処置を行います。唇が切れている場合は、程度によって縫合治療を行います。歯が動いてしまう場合、隣の歯と接着剤で固定することもあります。

• 詰め物・被せ物

歯が欠けたり割れたりした場合は、割れた破片をくっつけたり、詰め物や被せ物で補修します。

• 根管治療

歯の神経が残せない場合は、歯の神経をとる治療をします。

• 抜歯

歯が完全に折れたり、保存が難しい場合は、抜歯を行うことがあります。

歯をぶつけないようにするためには

突然起こる事故は、なかなか防ぐことは難しいと思います。

ただし、接触があるスポーツ、事故が起きやすい状況にマウスピースを使用していただくことで歯を守れることがあります。例えば、バスケットボールやラグビーのプロスポーツでも使っている選手は多いです。

もしマウスピースを作るとしたら、歯科医院での作成をお勧めします。ぴったりとご自分のお口の状態に合うもののほうが、スポーツ中にずれたりすることを防げます。

まとめ

歯をぶつけた際は、早めの歯科医院の受診を心掛けましょう。もし、かかりつけの歯医者さんがあると、今までの状況が把握しやすいです。また、スポーツなどをされるのであれば、マウスピース（マウスガード）の使用も考慮するようにしてください。