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平塚の歯医者、なかとがわ歯科医院のブログページです。歯を抜いた後の穴は、どうやって治るかご存知でしょうか。抜いた後の穴に“テルプラグ”というお薬を入れると治り方が変わります。今回は歯を抜いた後のお薬“テルプラグ”についてです。
目次
歯を抜いた後どう治る?
歯を抜いた後の穴(抜歯窩)は、完全に治るまで約6ヶ月かかります。歯を支えている周りの組織である歯周組織は、主に骨と歯茎です。歯を抜いた後、血液によって歯周組織をつくる細胞と壊す細胞が届けられて、徐々に穴の部分が平坦に治っていきます。
歯を支えている骨で薄い部分は、歯を抜くと平坦に治る過程で吸収されてしまうことがあります。そのような過程で骨が減らないように入れるお薬の一つに“テルプラグ”というお薬があります。
テルプラグとは?
テルプラグとは、アテロコラーゲンを原料としたスポンジ状の歯を抜いた穴の保護材です。抜歯窩(歯を抜いた穴)に充填することで、止血、迷入防止等の創面保護ならびに歯ぐきの形成を促す効果があります。
ただし、保険適応ではないため注意が必要です。
テルプラグを入れるメリット
テルプラグを入れるメリットとして、以下のようなことが挙げられます。
- 歯の周りの骨の吸収を抑えるため、インプラント治療、ブリッジ治療に有利
- 歯を抜いた後の穴を保護するため、痛みを和らげる
- 歯ぐきがきれいな形で治りやすい
特に前歯の抜歯をする際、最終的な歯ぐきの形がきれいになると見た目も大きく変わるため、テルプラグの恩恵を受けやすいです。
まとめ
テルプラグは、抜歯後の痛みや腫れを軽減し、抜歯窩の感染や歯槽骨の吸収を防ぐ効果のある抜歯創用保護材です。抜歯を予定している方は、テルプラグの使用を検討してみてはいかがでしょうか。