おすすめの歯磨き粉 症状に合わせた選び方

平塚の歯医者、なかとがわ歯科医院のブログページです。歯磨き粉は、虫歯や歯周病を予防するために、欠かせないアイテムです。しかし、市販の歯磨き粉は数多くあり、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。今回はおすすめの歯磨き粉についてです。

歯ブラシと歯磨き粉のイラスト
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歯磨き粉を選ぶポイント

歯磨き粉を選ぶ際は、ご自身がどういった症状を予防したいかを把握することがポイントです。普段から歯医者さんに定期健診に行くことで、むし歯にかかりやすいのか、歯周病のリスクが高いのかなど、把握することで重症化しないように防ぐ意識を持つことができます。

むし歯になりやすい方はフッ素の配合量

フッ素は、歯の表面のエナメル質を強化し、虫歯を予防する効果があります。むし歯予防には、成分にフッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、CPCが含まれる歯磨き粉を選びましょう。

フッ素濃度は2017年より上限が引き上げられ、2023年現在市販品でも1450ppmの製品が販売されています。15歳以上は、1000~1500ppmが推奨されているので、濃度が高いもののほうがお勧めです。

むし歯予防のおすすめ歯磨き粉

むし歯予防におすすめの歯磨き粉はCheck-Up(LION)です。フッ素濃度が1450ppmと最大量含まれています。また、発泡剤、研磨剤が少ないため、泡立ちが少なく長く磨きやすく、歯の表面を傷つけづらくなります。

歯周病予防の成分

歯周病の予防には、主に歯周病菌に対して有効な成分と腫れ(炎症)に対して有効な成分があります。

歯周病菌に対して有効な成分として、CPC(抗菌作用)、IPMP(歯垢の内部まで浸透抗菌作用)、ラウロイルサルコシンNa(歯垢を落としやすくする)、クルクミン(抗菌作用、炎症抑制)などの成分があります。

腫れに対して有効な成分(抗炎症成分)は、ビタミンE、B6(歯ぐきを強くする)、トラネキサム酸(腫れ、出血を抑える)、クルクミン、グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症)、β-グリチルレチン酸(抗炎症、抗菌)などがあります。

歯周病におすすめの歯磨き粉

歯周病予防におすすめの歯磨き粉はガム・デンタルペーストAC(サンスター)です。抗炎症成分、殺菌効果、血行の促進、組織の修復など歯周病予防に役立つ成分が揃っています。

まとめ

いろいろな種類の歯磨き粉がありますが、まずはご自身のお口の中はどんなリスクがあるのか把握することが大切です。それぞれの症状に有効な成分が入った歯磨きを選びましょう。

歯ブラシと歯磨き粉のイラスト

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